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ヒトゲノムの塩基配列の解読を目的とする「ヒトゲノム計画」は1984年に提案され、1991年から始まり、ついに2003年4月14日に全ての解読作業を終了しました。 ヒトゲノムの解読により、それまでDNAが人間の日々の細胞活動をコントロールしていると考えられていましたが、実はそれ程コントロールしていないことが明らかになりました。 そこで、免疫システムや生命のなぞを解く鍵を握っていると考えられている「糖鎖」が、ポストゲノムとして脚光を浴びるようになってきたのです。
糖鎖はいわば、人体の細胞間のコミュニケーションツールです。この機能が正常に働くかどうかで、病気になるメカニズムや、ガンが転移する仕組み、老化現象、花粉症、不妊症、アルツハイマーなどなど、今まで解明が難解とされた内容が糖鎖の研究が進むにつれて少しずつ明らかになってきています。