相互リンク説明ページへ
病気の発症に大きくかかわっている糖鎖をターゲットに治療薬づくりが進んでいます。 インフルエンザの治療薬もそのひとつ。 インフルエンザウイルスの表面には二種類の突起(スパイク)があり、ひとつは糖鎖に含まれるシアル酸という物質を切り離す酵素をもち、もうひとつは他の細胞表面のシアル酸にくっつき侵入するきっかけをつくります。 この酵素は、ウイルスが感染して細胞内に入り込み、増殖して外に出ようとする際、互いにくっつかないようにウイルス自身のシアル酸をはずしてしまうのです。 治療薬はこの酵素の働きを阻害することでウイルスを凝縮させて出られないようにして退治するというわけです。糖鎖の作用で自滅に追い込むのです。
がんの抗体治療が世界的に注目されており、糖鎖改変技術は広く抗体治療の基盤を構築する研究として今後の展開が期待されています。