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2007年12月19日 産経新聞
糖鎖タンパク質化学合成に成功
ヒトの免疫機能などに重要な役
横浜市立大など
◆医薬品応用に生産期待
ヒトの体内で免疫などさまざまな機能に重要な役割を果たす糖鎖の付いたタンパク質を化学合成することに、横浜市立大と米スクリプス研究所の研究チームが世界で初めて成功した。米化学会誌の電子版に発表した。
横浜市立大大学院国際総合科学研究科の梶原康宏教授らは、この成果に基づき、現在はヒト型
糖鎖を生産できる動物細胞が使われている貧血治療薬「エリスロポエチン」や、C型肝炎治療に使われるインターフェロンの化学合成に取り組んでいる。成功すれば、これらの糖たんぱく製剤を大幅に安く、より安全に生産できると期待される。
タンパク質の中には糖が連なった
糖鎖が付いていないと機能しないものがあり、正常な細胞とがん細胞では表層の
糖鎖の構造が違うことが知られる。
糖鎖の構造は枝のように複雑な場合があるほか、ヒトと他の動物では微妙に違うことがある。
梶原教授らは、太陽化学(三重県四日市市)が、鶏卵の卵黄にヒト複合型
糖鎖が付いたアミノ酸「アスパラギン」が大量に含まれるとの研究報告を行ったことに注目。この
糖鎖の糖を操作し、ヒトの
糖鎖の中でも主要な複合型
糖鎖を35種類合成した。
合成した35種類の複合型
糖鎖は、大塚化学(大阪市)が工業生産に乗り出す準備を進めているという。
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