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2003/05/23 日本経済新聞
【がん治療法共同研究 塩野義などと「糖鎖」データベース化 】
北海道大学は塩野義製薬、日立ハイテクノロジーズ、米サン・マイクロシステムズと共同で、人の細胞の表面にある糖鎖に着目したがん治療法の研究に着手した。
糖鎖の変異に関する
情報を胃がんなど症状ごとに集めてデータベースを作り、三年後をメドに新たな診断法や新薬の開発につなげる。
共同研究は北大大学院理学研究科の西村紳一郎教授を中心に進める。北大医学部付属病院などで同意を得た患者からがん細胞を入手し、糖鎖の構造変化についての
情報を収集。日立ハイテクノロジーズの測定技術、サン・マイクロシステムズの
情報処理技術を活用し、データベースを築く。
蓄積したがん細胞の糖鎖の情報と正常な細胞とを比べれば、患者の診断や薬が効いているかどうかを確認できるという。塩野義製薬などとの研究では、異常な糖鎖を正常に戻したり、破壊したりする薬の開発を目指す。
糖鎖は細胞の表面で糖やたんぱく質、脂質などが結びついてできており、病原体など様々な
情報を識別したり、細胞のがん化とも深く関係しているとされる。
西村教授は糖鎖の自動合成装置の開発などで定評がある。
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